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トキワ荘のある街から[36]30年ぶりの「椎名町遺跡」発掘調査!キーワード「清戸道」と町名ミステリー/小出幹雄(とっぴぃ101号)
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現在は、「椎名町」というと「椎名町駅」周辺のことを指すイメージかと思いますが、駅を基点に北側の地名が「長崎」で、南側の現「南長崎」が昭和39年頃まで「椎名町」という旧町名でした。現・目白4、5丁目が旧・椎名町1、2丁目で、現・南長崎1~6丁目がそれぞれ旧・椎名町3~8丁目にほぼ該当します。もともと「椎名町」は……
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トキワ荘のある街から[35]赤塚不二夫と石ノ森章太郎 そして、よこたとくお との出会い(全て敬称略)/小出幹雄(とっぴぃ136号)
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令和6年のトキワ荘マンガミュージアムの振り返りとして、トキワ荘出身の石ノ森章太郎と赤塚不二夫、そして同じく鈴木伸一をテーマにした企画展が開催されたことが重要ですが、今回は前者の特に南長崎地域と最も関係の深いマンガ家の一人・赤塚について拙連載で数回に分けてお話しさせていただきます。 ミュージアムで昨年末12月9日~本年3月24日に行われた特別企画展「ーふたりの絆ー石ノ森章太郎と赤塚不二夫」のチラシ説明文には……
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トキワ荘のある街から[34]「ふるいちトキワ荘通り店」5周年に向けて児童文学の大御所・坪田譲治との関わりについて/小出幹雄(とっぴぃ135号)
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トキワ荘マンガミュージアムが開館予定だった2020年3月に、同じくトキワ荘公園に隣接する「ふるいちトキワ荘通り店」もプレオープンしました(コロナの感染拡大により緊急事態宣言が発令され、ミュージアムのオープンは同年7月にずれ込む)。 同店は、筆者の親の代から65年続いた時計店でしたが……
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トキワ荘のある街から[33]寺田ヒロオ先生の実妹・高沢和代さんへの取材のためテラさんの原点の地・新潟県新発田市へ!/小出幹雄(とっぴぃ134号)
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十五年前、記念碑「トキワ荘のヒーローたち」が設置された同年の2009年10~12月にトキワ荘がテーマの企画展が池袋の豊島区立郷土資料館で開催され、地元・南長崎でも地域住民も企画に参加し、トークショーや赤塚不二夫先生がトキワ荘と同時に借りていた現存するアパート「紫雲荘」の特別公開など様々なイベントを実施しました。その折に郷土資料館では寺田ヒロオ先生の住んだ「トキワ荘22号室」が再現展示され……
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トキワ荘のある街から[32]文士経営「人世座」を創設した三角寛と『わたしの豊島紀行』で郷土史を綴った文化人たち/小出幹雄(とっぴぃ133号)
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サンカ小説家として知られる三角寛(みすみ・かん1903~1971)の旧邸宅跡地「雑司が谷C a fe &Spaceむぅむぅ」で、5月18~26日の間、池袋モンパルナス回遊美術館2024の関連イベント「寛と寛」が行われました。三角の旧邸宅は2019年まで料亭「雑司が谷 寛」でしたが、その後、門を除いて取り壊され改築し、2年前からカフェとしてオープンしました。豊島区が定期発行している「広報としま」に1984年10月から1993年1月まで、本区ゆかりの文化人17名が……
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トキワ荘のある街から[31]トキワ荘からアニメの道へ 卒寿を超えて今も現役の「鈴木伸一」先生!/小出幹雄(とっぴぃ132号)
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トキワ荘マンガミュージアムでは、4 月6 日から「鈴木伸一のアニメーションづくりは楽しい‼~トキワ荘からアニメの世界へ~」が始まりました。その前日には、記者発表と内覧会が行われ、鈴木先生は「トキワ荘にいた(1955年8月から翌年6月)おかげで手塚先生とも知り合えたし、たくさん良いことがあった。こんなに立派な展覧会をしていただき本当に嬉しいです。」と、何度も感謝の言葉を繰り返されていたのが印象的でした。鈴木先生は……
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トキワ荘のある街から[30]漫画家・芳賀まさおとすずめが丘アトリエ村村長の物語/小出幹雄(とっぴぃ131号)
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本連載も早いもので30回。「トキワ荘のあった街」からトキワ荘マンガミュージアムが完成した2020年以降は、「トキワのある街」とタイトルを替え、この街のよもやま話を書かせていただいてきました。今号は、以前にもご紹介し一昨年10月に亡くなられたトキワ荘通い組第1号・永田竹丸先生(享年88)の義父である芳賀まさお先生につい ての奇縁の物語です。芳賀先生は……
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トキワ荘のある街から[29]空き家活用による飲食・交流サロン開設とミュージアムの新企画展について/小出幹雄(とっぴぃ130号)
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記念碑「トキワ荘のヒーローたち」が2009年に南長崎花咲公園に設置され、マンガの聖地を訪れる方々が滞留できてトキワ荘のマンガ文化に触れられる施設を小規模でも作りたいと、地元協議会と豊島区が年間50回以上の会合を重ね、昭和元年築の元精米店を改装し2013年暮れに完成したのが「トキワ荘通りお休み処」です。早いもので開設10周年を迎え……
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トキワ荘のある街から[28]トキワ荘の街に戦前からつづく写真館の物語/小出幹雄(とっぴぃ129号)
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南長崎3丁目7番地の目白通りに面した写真館「東京写真工芸社」の3代目・佐藤整氏(通称・トチ)は私と保育園時代からの同級生。トチのお母さん(カヨさん)は散歩で毎朝のようにトキワ荘公園に見え、私も公園の掃除や花壇の水撒きが日課で、お会いすれば昔話に花が咲くこともしばしば…。今回はそのお話の一端におつき合いください。当写真館は……
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トキワ荘のある街から[27]トキワ荘マンガ文化の発信と継承 地域活動15年の節目に思うこと/小出幹雄(とっぴぃ128号)
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今年12月、早いもので「トキワ荘通りお休み処」が開設10周年を迎えます。11月1日が「としま文化の日」に制定されて以来継続中の中野区・杉並区と本区が連携した「マンガ・アニメフェスタ」の各種イベントが、今年も文化の日ウイークに合わせてトキワ荘マンガミュージアム界隈で催される予定です。……
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トキワ荘のある街から[26]旧・長崎町大和田(現・南長崎2丁目)にあったプロレタリア美術研究所5期生「芳賀たかし」について/小出幹雄(とっぴぃ127号)
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トキワ荘マンガミュージアムでは、4月8日から永井豪先生の「W50周年記念 デビルマン×マジンガーZ展」が始まり、前期の「デビルマン展」は終了、6月3日から7月30日までは後期の「マジンガーZ展」を開催中です。永井先生(1945年生れ)は、高校卒業後にまず石ノ森章太郎先生のアシスタントになり……
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トキワ荘のある街から[25]トキワ荘関連事業の今までとこれから 「体験と食」でウォーカブルな街へ/小出幹雄(とっぴぃ126号)
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トキワ荘マンガミュージアムでは、4 月8 日から永井豪先生の「W50周年記念 デビルマン× マジンガーZ展」が始まり、5月28日までは「デビルマン展」を、6月3日から7月30日までは「マジンガーZ展」と前・後期に分けて開催中です。今号では、豊島区が誇るマンガ・アニメ文化の中でも、オンリーワンのトキワ荘関連の事業について、ここで一度振り返りたいと思います。トキワ荘を全国区にした……
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トキワ荘のある街から[24]「藤子不二雄Ⓐのまんが道展」はもうすぐ終了!/小出幹雄(とっぴぃ125号)
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今年11月12日からトキワ荘マンガミュージアムでは、ファン待望の藤子不二雄Ⓐ先生の「まんが道」展が始まり、本年3月26日まで開催しています。「まんが道」は、Ⓐ先生の伝記的作品で、続編的な「愛…しりそめし頃に…」へと雑誌やタイトルを変えながら昭和45(1970)年から43年間にわたるライフワーク的作品です。本作によって……
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トキワ荘のある街から[23]「トキワ荘通り昭和レトロ館」開館と味楽百貨店のリアルストーリー/小出幹雄(とっぴぃ124号)
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今般11月3日に、「トキワ荘通りお休み処(2013年12月開設)」、「ふるいちトキワ荘通り店(2020年3月開店)」に続き、「トキワ荘通り」を冠する施設がまた一つ生まれました。それが「トキワ荘通り昭和レトロ館」、正式名称「豊島区立昭和歴史文化記念館」です。……
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トキワ荘のある街から[22]トキワ荘にも繋がる豊島区源流の児童文化!/小出幹雄(とっぴぃ123号)
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祝・豊島区制90周年!誠にご同慶の至りと存じます。拙連載でも「百年前から豊島区は漫画の聖地だった」を持論としており、豊島区が誕生した昭和7(1932)年前後の豊島区の児童文化についてここで少しふり返りっておきたいと思います。現在、トキワ荘マンガミュージアムでは……
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トキワ荘のある街から[21]必見!幻の雑誌『漫画少年』全101冊が一堂に…。/小出幹雄(とっぴぃ122号)
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令和2年7月7日にオープンした豊島区立トキワ荘マンガミュージアムは、開館2周年を迎えました。そこで今回、トキワ荘ゆかりのマンガ家の原点『漫画少年』をテーマに、開館2周年記念展示「漫画少年 大展覧号~幻の雑誌 完全揃い101冊~」を10月16日まで開催しています。「おもしろくてためになる」をコンセプトに「のらくろ」や……
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トキワ荘のある街から[20]トキワ荘協議会が、「Warai Mirai Fes 2022~Road to EXPO 2025~」に出展!/小出幹雄(とっぴぃ121号)
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トキワ荘協働プロジェクト協議会(本間商人さんと筆者)は、一般社団法人としまアートカルチャーまちづくり協議会、WILLER(株)、(株)サンシャインシティと連携して、4月29日(金曜)~5月1日(日曜)に万博記念公園(大阪府吹田市)で開催された「Warai Mirai Fes 2022~R o a d t o E X P O 2 0 2 5~」に「チームとしま」の一員として参加しました。当フェスは、チーム関西/吉本興業(株)」が共催し、関西各府県や市、法務省などが後援、環境省と基礎自治体としては豊島区だけが協力・参加しました。2025年の大阪・関西万博に向けて……
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トキワ荘のある街から[19]藤子不二雄Ⓐ、よこたとくお 両先生を偲んで…。/小出幹雄(とっぴぃ120号)
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4月7日の正午頃に「藤子不二雄Ⓐ先生(88歳)が死去されました」と、トキワ荘協議会のメンバーから第一報があった時は、まったく信じられませんでした。一昨年10月末に始まったトキワ荘マンガミュージアム「トキワ荘のアニキ寺田ヒロオ展」のオープニングにⒶ先生に初めてご来館いただいた際の貴重なスピーチ。そして……
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トキワ荘のある街から[18]30分テレビアニメシリーズ「鉄腕アトム」マンガからアニメへ、初めての挑戦/小出幹雄(とっぴぃ119号)
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今回は、トキワ荘マンガミュージアムで昨年12月18日から始まった「鉄腕アトム」展についてご紹介します。鉄腕アトムは、昭和26(1951)年に月刊誌「少年」(光文社)で「アトム大使」のタイトルで始まり、翌年にアトムが主人公となって本年でちょうど70周年!また、昭和38年(1963)年の元旦に……
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トキワ荘のある街から[17]【番外編】もう一つのテラさんイベント「寺田ヒロオの世界展」のこと/小出幹雄(とっぴぃ118号)
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昭和6(1931)年に新潟県西蒲原郡巻町(現新潟市西浦区)に生まれた寺田ヒロオ(敬称略)は、後に移り住み就学就職した「新発田」を故郷と思っていました。その新発田市で2011年から始まった「写真の町シバタ」という市内各所の写真展を中心にしたイベントの一環として、本イベントの10周年と寺田の生誕90周年でもある本年10月2日~31日まで「寺田ヒロオの世界展」が開催されました。2009年に記念碑「トキワ荘のヒーローたち」が……
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トキワ荘のある街から[16]少女マンガの原点もトキワ荘にあった!「トキワ荘の少女マンガ」展について/小出幹雄(とっぴぃ117号)
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少女マンガの原点もトキワ荘にあった!…というと、「男性のマンガ家が集ったトキワ荘なのに?」と、首をかしげる人もいるでしょう。実は、①当時の少年誌には大御所マンガ家たちが連載していて、新人が入り込む余地がなかったこと、②まだ女流マンガ家が数えるほどしかいなかったこと、③1950年代に少女向け雑誌が急増して描き手が足りなかったこと、などが駆け出しのトキワ荘グループが少女マンガを描いていた要因らしいです。トキワ荘マンガミュージアムでは、今回も……
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トキワ荘のある街から[15]戦前に現・目白5丁目にあった「中央美術社」について/小出幹雄(とっぴぃ116号)
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本誌№94(2018年5月)に、「100年前から豊島区は漫画の聖地だった」と題して拙文を掲載していただき、また豊島区立中央図書館発行「図書館通信48~51号」にも同じテーマを含む「豊島区とマンガ」を4回連載しました。それらの中でも触れた旧・長崎村字荒井にあった「中央美術社」に、今号から不定期ですが小さなスポットを当てていきます。中央美術社は……
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トキワ荘のある街から[14]トキワ荘ミュージアムの手塚展について/小出幹雄(とっぴぃ115号)
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今号では、4月7日からトキワ荘マンガミュージアムで始まった特別企画展「トキワ荘と手塚治虫ージャングル大帝の頃ー」の内覧会とプレス発表記者会見の様子などを紹介しましたが、今回は、その展示内容を見ていきましょう。まず企画展示室入口は、……
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トキワ荘のある街から[13]藤子Ⓐ先生の手塚展記者発表会見と平凡社・トキワ荘ムックの発刊/小出幹雄(とっぴぃ114号)
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コロナ禍で延期になっていたトキワ荘マンガミュージアムの「トキワ荘のアニキ 寺田ヒロオ展」が3月28日に終了し、4月7日に特別企画展「トキワ荘と手塚治虫|ジャングル大帝の頃|」が開幕しました。それに先立ち、前日6日には……
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